【裏腹あまのじゃく】田中 摩美々

プロデュース前

摩美々・夜明け前

P
(レッスンが始まるのに、来ないな摩美々……。電話にも出ないし、どうしたんだろうか)


P
(結局、レッスンの時間が終わっても連絡がつかなかった……。何か事件に巻き込まれてるかもしれない……。探しに行こう!)


P
「はぁっ……はぁっ……、あっ、いた……!」

摩美々
「あれー、プロデューサー?」

P
「こ、ここにいたのか!はぁ……とりあえず、無事でよかった……」

摩美々
「どうしたんですかぁ?なんだかすごく慌ててたみたいですケド」

P
「どうしたって……摩美々がレッスンにも来ないし、連絡もつかないから探してたんだ」

摩美々
「レッスン……、そういえばそうでしたねー、すっかり忘れてましたぁ」

P
「忘れてた……?じゃあ特に何かあったわけじゃないのか?」

摩美々
「何か、ですかぁ?フツーでしたよー。特にやりたいことなかったですしー」

P
「じゃあ、電話に出なかったのは?」

摩美々
「えー?あっ、気がつきませんでしたぁ。携帯もずっと鞄に入れっぱなしでしたしー」

P
「摩美々……。どれだけ心配して、探し回ったと思ってるんだ」

摩美々
「そういえばぁ、珍しく汗だくですねー。そんなに私のこと、心配で探してくれてたんですかぁ?」

P
「当たり前だろ。摩美々の身に何かあったのかと思ったんだぞ。……とにかく、これからはちゃんと携帯を確認するようにしてくれ。そして、レッスンに来れない時はちゃんと連絡すること、いいか?」

摩美々
「でもー、忘れたらしょうがないじゃないですかぁ」

P
「これは摩美々のための約束でもあるんだ。絶対に守ってくれ」

摩美々
「はぁい。わかりましたぁ。今度からは気をつけますねー」

P
「あっ、もうこんな時間か……。今日はもう帰ろう──」

摩美々
「……プロデューサー」

P
「ん、なんだ?」

摩美々
「……プロデューサーは、どうしてそこまでしてくれるんですかぁ?どこにいるかもわからない私のために、汗だくになって必死に探してくれたりー、私のこと、心配してくれたりするじゃないですかぁ。家族でもないのに、なんでそこまで……?」

P
「そんなの決まってるだろ。俺が、摩美々のプロデューサーだからだよ」

摩美々
「それだけですかぁ?」

P
「ほかに理由なんていらないだろ?」

摩美々
「そう、ですかぁ……。……あの、今日のことは、その……ごめんなさい」

P
「あ、ああ。わかってくれればいいんだ」
(摩美々が謝るなんで……。反省してくれているんだな)

摩美々
「あ、よかったらこれ、どーぞ」

P
「缶ジュースか?でもこれ、開いてるぞ……」

摩美々
「私の飲みかけジュースですー。お詫びにあげますねー」

P
「おいおい、飲みかけって……」

摩美々
「残念ながらぁ、中身は入ってませんケドー」

P
「……からかったな?」

摩美々
「ふふー、プロデューサーの困ってる顔おもしろいですねー」

P
「まったく……、本当に反省してるのか?」

摩美々
「してますよー?すっごく反省してるんですからぁ。それより早く帰りましょー、置いてっちゃいますよー?」


摩美々・シュガートラップ

P
(……よし、スケジュール調整は終わった。阿智は書類整理だけか)

摩美々
「あのー、プロデューサー?」

P
「ん?どうしたんだ、摩美々」

摩美々
「レッスン以外にやることってないんですかぁ?」

P
「そう言われてもなぁ……。今日は仕事はないって伝えたはずだぞ」

摩美々
「えー、何もしないのってー、退屈なんですけどー。アイドルが楽しく仕事できるようにするのがプロデューサーの役目じゃないんですかぁ?」

P
「それもそうだが、こればっかりはどうしようもないな……。他のメンバーはもう帰ったんだし、暇だったら、摩美々も帰っていいんだぞ?」

摩美々
「だってー、帰ってもやることないんですよー」

P
「だからといって、俺の近くをウロウロしても仕事が来るわけじゃないぞ」

摩美々
「そうですけど……、あー、じゃあこないだ私を探してくれたお礼しようかなぁ。あ、プロデューサーのマグカップ、空っぽですねー。私がコーヒー淹れてあげましょうかぁ?」

P
「お、いいのか?コーヒーは、あっちの棚の奥にあるから──」

摩美々
「……遠いですねー。やっぱりめんどーなんでー、自分で入れてくださぁい」

P
「……わかったよ」

摩美々
「そういえば、今プロデューサーは仕事中ですけどー、急に手が空いたら、何してるんですかぁ?」

P
「んー、どうしてもやることがなくなったらデスク周りの掃除だな」

摩美々
「じゃあ、私が今から掃除してあげましょうかぁ?」

P
「それは助かるな、ありがとう。雑巾なら給湯室に……」

摩美々
「……雑巾……。なんだか掃除めんどーになってきましたぁ。やっぱりコーヒーを淹れることにしますからぁ、マグカップ借りていきますねー」

P
(……結局そうなるのか)


摩美々
「プロデューサー、コーヒー淹れてきましたよー。はい、どうぞー。」

P
「お、ありがとう。いただくよ。……って甘っ!?ゴホゴホッ、ちょっと甘すぎるんじゃないかこれ……?」

摩美々
「あー、すみませーん。砂糖の量、間違えちゃったかもしれないですー。」

P

まみみ・悪い子ですから(True End)


プロデュース後