【283プロのヒナ】田中 摩美々

調子が悪い、わけじゃないケド

結華
「ふー……ちょっと休憩にしよっか。みんなお疲れー」

咲耶
「お疲れ様。今日の歌のレッスンはなかなかハードだね。──ところで、摩美々、大丈夫かい?」

摩美々
「……なにがぁ?私、何か心配されるようなことした記憶ないケド」

結華
「違うよまみみん、さくやんはまみみんの体調を気にしてるんだよー。今日、ちょっと歌いづらそうだったからさ。」

摩美々
「……別にー、気のせいじゃないー?」

咲耶
「そうかい?大丈夫ならいいんだけど……。摩美々の可愛い顔が陰っているのが、気になってね。」

結華
「言うだけタダだし、教えてくれたら嬉しいなーなんて」

摩美々
(…………)
(ヘンな子たちー……)
「……心配してもらうことは、特にないかなぁ」

咲耶&結華
「…………」

摩美々
「……っ。ふたりしてそんな見つめないでよー」

咲耶
「フフ。摩美々のこと、もっと知りたいんだよ。」

摩美々
「……はぁ、仕方ないなぁ。気になってたのは……」

咲耶
「……レッスンに使ってたピアノ?」

摩美々
「この音──」

摩美々
「調律、狂ってないー?」

結華
「えっ……!全然わかんなかったー!」

咲耶
「私も、全然気づかなかったよ」

摩美々
「まぁ、私の気のせいなら……、それでいいケド。」

結華
「いやいや気のせいじゃないでしょ、まみみんが変だなって思うんだったらそうなんだよ!」

咲耶
「うん、そうだね。私は摩美々のその感覚を信じるよ。」

摩美々
「なにそれー。テキトーだし……」

結華
「いやー、まみみんは頼りになるなぁ」

咲耶
「そうだね。ユニットに音感の優れた子がいるのは、本当に頼もしいよ。」

摩美々
「……これくらい、フツーだけどー?」

結華
「そんなことないよー!アイドルとしても絶対武器になるって!他にも気づいたことがあったら教えて欲しいなぁ。ね、お願いまみみん!」

摩美々
「えー……」

咲耶
「フフ、ぜひお願いしたいな」

摩美々
「……気が向いたら、ねー」


料理教室、嫌じゃないケド

恋鐘
「ふたりとも食べに来てくれて、嬉しかー!頑張って作った甲斐があるばい」

摩美々
「……作りすぎただけでしょー」

霧子
「ま、摩美々ちゃん……」

恋鐘
「霧子、気にせんでよかよ~。作りすぎたのは事実やけん。それより、早く食べんね!ちゃんぽん冷めてしまうばい!」

霧子
「うん……。ありがとう、恋鐘ちゃん。いただきます……♪」

摩美々
「……ふーん……」

摩美々
「……まぁ、悪くはないかなぁ」

霧子
「うん……美味しい……」

恋鐘
「そやろー?ちゃんぽん作らせたら、うちの右にでるもんはおらんけんね!んふふ~、喜んでもらえてよかったばい~」

摩美々
「私は別にー……」

霧子
「ふふ……恋鐘ちゃん……、お料理、上手だね……。コツとかって……あるのかな……?」

摩美々
「……あ、それは私も聞きたいかもー」

恋鐘
「もちろんよかよ!料理しとって、なんか気になることはあると?」

摩美々
「んー、フツーに料理するだけなんだケド、いつも上手くいかないんだよねー」

恋鐘
「そうやったとねえ、レシピは何を参考にしとると?お料理サイトとか?」

摩美々
「何も見ないケド。全部フィーリングー」

霧子
「えっ……」

恋鐘
「摩美々~、さすがにそれじゃ、うまくいかんよ」

摩美々
「えー、感覚って、大事じゃないー?ファッションもそうだしー」

霧子
「う、うん……。フィーリングで作るの……難しそう……」

恋鐘
「そうやねー……よし!うち、2人のためにお料理教室、開くばい!」

霧子
「わぁ……!恋鐘ちゃん……い、いいの……?」

恋鐘
「よかよか、うちにまかせとって!料理はいつもしとることやけんね」

摩美々
「料理教室って……私は別にー、そこまでしてもらわなくてもー……」

恋鐘
「遠慮することなか!」

摩美々
「……別に遠慮してるわけじゃないケド、まぁ……横から見る分には、いいかなぁ」

恋鐘
「なんば言いよっと。レシピを見ない摩美々には、うちが手取り足取り教えちゃるけん!」

摩美々
「そんなに熱く言われてもー……」

霧子
「摩美々ちゃん……が、がんばろう……!わたしも……お手伝いするから……!」

摩美々
「これー……料理教室開催の流れー?」

*恋鐘
「3人やったら、百人力たい!」

摩美々
「……計算おかしくないー?……まぁ、ふたりがそこまで言うなら、教えてもらってもいいかなぁ」

恋鐘
「よーし!じゃ、食べ終わったらすぐ始めるばい!」

摩美々
「……食べ終わって、すぐ料理するのー?」

恋鐘
「もちろんたい!こういうのは、思い立ったらすぐ始めるのがよか!」

摩美々
「ふーん……まぁ、いいケド」